日本に戻り暮らし始めてから、サハラ再訪まで

NHK BS hi 泥の町ジェンネ

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マリには、ユネスコの世界遺産に登録されている場所がが3つあります。

ジェンネ旧市街:文化遺産:1988年登録
トンブクトゥ:文化遺産:1988年登録
バンディアガラの断崖(ドゴンの人々の土地):自然遺産:1989年登録

この中のジェンネについて、10月7日 20:00〜21:50、NHK BS hi でハイビジョン特集 泥の町ジェンネというタイトルで特集が組まれています。

ジェンネは、漁業を営むボゾという人々の言葉で「水の精」という意味だそうです。
また、Tapama Djenepo という若い処女が人身御供として、町の入り口にある Fonu Katame という門の壁に生きたまま塗り込められ、それが今のジェンネの繁栄の基礎になっているという言い伝えがあります。

ジェンネは7世紀初頭にできた古い町で、13世紀初めにイスラム化し、モスクが作られました。
13世紀後半にマリ帝国に取り込まれ、16世紀からはモロッコの影響下におかれ、19世紀にはバンバラ、そして1983年からはフランスの植民地支配を受けました。
ジェンネの大モスクは何度も破壊され、今のスーダン様式のモスクは1907年に建てられたものだそうです。
このジェンネのシンボルである大モスクは、毎年一回住民総出で壁の塗り替えが行われます。
今回の番組では、その様子をしっかりと見ることができるようです。

ニジェール川の支流バニ川の中州に位置し、ニジェール川の北と南を結ぶ交易都市として栄えました。
ジェンネでは、今も毎週月曜日にマーケットが開かれます。
かつての交易都市として面影のしのばれるのその賑わいも、テレビで見られるでしょうか。

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このページは、Yoshinori FUKUIが2004年10月 1日 06:07に書いたブログ記事です。

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