日本に戻り暮らし始めてから、サハラ再訪まで

マリ西部で黄熱病

| コメント(2) | トラックバック(0)

ポリオについては、良いニュースがありましたが、黄熱病については悪いニュースがあります。
WHOによれば、マリの西部カイ地方で10月7日から27日の間で黄熱病で14人が死亡、21人が感染の疑いがあり検査中とのことです。

黄熱病は、都市部などで感染が拡大しやすい病気ですが、初期症状がマラリアや腸チフスやほかの病気と似ていて、初期の診断が難しいのが問題です。
予防接種は有効ですが、感染後は対処療法となり致死率は5%〜50%と書かれていました。
1793年のフィラデルフィアの大流行が有名で、町の人口の1割が失われたそうです(世界大百科事典より)
黄熱病の研究のためにガーナに赴いた野口英世が、この病気で倒れたのは広く知られていますね。

マリ厚生省、MSF、WHOの共同チームが現地で調査中。
マリ厚生省は、同地域での予防接種拡大のため、黄熱病のワクチンを4百万本追加要請したとのことです。

参考URL

IRIN Africa | MALI: Yellow fever epidemic in Kayes

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://sahelnet.org/mt/mt-tb.cgi/508

コメント(2)

こんにちは、はじめまして。
ミクシィのマリアムさんのところから来ました。
マリ共和国はトンプクツーにとても以前から興味があって、一生のうちに一度言ってみたい場所のひとつです。
なかなか自然の厳しいところかと思いますが、お体にはくれぐれもお気をつけてお過ごしくださいね。また遊びに来ます。

しのきちさん、コメントありがとうございます。

>なかなか自然の厳しいところかと思いますが、お体にはくれぐれもお気をつけてお過ごしくださいね。

ありがとうございます。
今は日本におりますが、妻には日本が意外に「厳しいところ」みたいです。
都会は排気ガスで空気が悪い、梅雨は湿気がひどい、冬は寒い・・・
妻だけでなく、妻の家族はみな、空気が乾燥しているといいのですが、湿気が多いとアレルギー性の咳が出たり、アトピーになったりします。
杉、ブタクサなどの花粉症にもなってますし・・・

コメントする

このブログ記事について

このページは、Yoshinori FUKUIが2005年11月12日 07:10に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「西アフリカでポリオの被害が収束」です。

次のブログ記事は「アカザザ発見」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。