先日の投稿「世界遺産の町トンブクトゥ」で、トンブクトゥの研究所への南アフリカの支援について触れました。
これに関して、5人のマリ人が、3年間、南アフリカで古文書の修復を学んだという記事がありました。
20年以上前、卒論でこのあたりの古いアラビア語資料を集めたので、個人的にとても感慨深い記事でした。
2005年8月アーカイブ
地元の祭りに行ってきました。
日本の太鼓ベースのリズムは、サヘルと通じるところがありますね。
山車、音楽、出店をたっぷり楽しみました。
娘は水笛を、息子は金魚すくいを気に入ってました。
でも妻は、酔っ払った若者たちの喧嘩と歩けなくなって肩に担がれている青年が多いのにちょっと辟易してました。
妻が「ちょっと見て」と手招きするので、寝室へ。
床に敷いた布団で、息子と娘が一緒に寝ていました。
息子がマリの中学に行っているので、二人が一緒にいられるのは1年に2ヶ月ほどです。
喧嘩もするし、年も離れているが、お互いをとても愛し、大切に思っています。
ありがたい。
今晩は、家族みんなの大好物、セネガル料理のチェブジェンでした。
おいしい妻の手料理と、家族4人揃っての笑いの絶えない団欒。
サヘルの飢餓を思うと、この幸せを本当にありがたく思います。
今のありがたいと、古語の「ありがたい」、両方の意味で。
サヘルの飢餓がよくなりますように。
娘と話したように、食料支援をしなくてもいい、サヘルの暮らしを考え、国際機関、NGOというレベルでなく、自分のマリの家族から実践できるところから、関わっていきたいと思います。
今日の夕食は、トンブクトゥの郷土料理フォコホイでした。
ファカホイとは、モロヘイヤのことです。
モロヘイヤやオクラ(ラーホイといいます)は、西アフリカ原産で、昔からこのあたりで食べられていました。
ニジェールとその周辺国の食料不足に関する7月末から8月13日までの記事をメモしておきます。
重複する内容のものもあります。
マリの食料不足に関する8月9日から13日までの記事です。
日本では取り上げられることん少ない、シエラレオネについて書かれたブログ記事がありました。
シエラレオネの概況とともに国際協力機構(JICA)の「シエラレオネ国カンビア県子供の社会復帰支援」プログラムのプロジェクト形成調査の第一次現地調査の様子が書かれています。
今年は、サヘル地域では概ね、昨年と違って順調に雨が降っているようです。
しかし、豊かな降雨によってサヘル地域の生態環境がよくなってきたことが、皮肉にもサバクトビバッタ(Schistocerca gregaria)の発生も増大させてしまいそうだとの報告があがっています。