妻のお気に入りのDVDを書いたので、私のお気に入りも書いておきましょう。
"Imuhar, une légende"(訳すると「トゥアレグ、ある伝説」)という映画のDVDです。
ニジェールのトゥアレグを父に、フランス人を母に持つ少年が、フランスでの母の死をきっかけに、父の家族の住むニジェールの砂漠で過ごすことになります。
祖父や叔母や子どもたちと交流、砂漠の暮らしのいろいろなできごとを通して、少年は成長していきます。
妻のお気に入りのDVDを書いたので、私のお気に入りも書いておきましょう。
"Imuhar, une légende"(訳すると「トゥアレグ、ある伝説」)という映画のDVDです。
ニジェールのトゥアレグを父に、フランス人を母に持つ少年が、フランスでの母の死をきっかけに、父の家族の住むニジェールの砂漠で過ごすことになります。
祖父や叔母や子どもたちと交流、砂漠の暮らしのいろいろなできごとを通して、少年は成長していきます。
気がつくと、義父が亡くなって、早5年半が過ぎています。
人種、文化、言葉を越えて、その生き様から、人としてのあり方を教えてくれた義父でした。
義父の死後、まだ一度も、その墓のあるマリの北まで行っていません。
砂漠の感覚を次第に忘れていってしまいそうです。
来年の夏は、何とかやりくりして、妻や子どもたちと一緒に、父の墓があるマリの北の砂漠に行きたいと思います。
6月23日に投稿した映画「らくだの涙」。
東海地方での上映を心待ちにしていたのですが、昨日レンタルビデオショップでこれを見つけました!
もう販売もされているんですね。
今週末に借りてきて家族で見ようと思います。
息子の帰省のトラブルは、火曜日になんらかの対応が必要になるかも知れませんが、とりあえず一段落して、今日は一息ついています。
そこで、以前の投稿(映画「らくだの涙」と「らくだの涙」DVD発見)で書いた「らくだの涙」を借りてきて見ました。
娘は、昨日の約束通り、朝早くいとこたちのところへ遊びに行ってしまったので、妻と千葉から遊びに来てくれたパキスタン人の親友と私の3人で観ました。
以下はネタバレありの感想です。
このブログのトップの写真は、砂漠の深井戸から、ラクダで水を汲み上げているところです。
井戸の深さは数10メートルあります。
モーリタニア、マリ、ニジェールなどの砂漠の手掘り井戸は、数メートルから100メートル近いものまで見たことがあります。
井戸を掘るためにあれだけ深くもぐると、日本なら有毒ガスが出そうですが、醗酵の進みにくい砂漠では有毒ガスはほとんどないのか、と不思議に思ったものでした。
井戸の深さってどの位だと思いますか。
井戸によっていろいろだろう、
と思っていたら大違い。
約10mが限度みたい。それ以上深くなると
気圧の関係でポンプがうまく働かないのだそうです。
(手押しでも、電動でも)
引用元:ほどよい深さ、があるのです。
ビビ61さん、モーリタニア、マリ、ニジェールでは、10メートル以上の深さの井戸に設置された手押し式ポンプがたくさんありますよ。
まずは、根室沖の漁船転覆事故で亡くなられた方に謹んで哀悼の意を表します。
asahi.comの記事によれば、第3新生丸と衝突したイスラエル船籍のコンテナ船を所有するZIM社の親会社会長と社長が、テルアビブの日本大使館を訪れ、衝突を認め謝罪し、ご遺族への支援を表明されたそうです。
取り返しのつかない事故ですが、(社会的あるいは政治的配慮があったにせよ)相手方から誠意ある対応があったことは、せめてもの救いでしょうか。
記事に書かれていた、船会社の会長の次の言葉が、「砂漠の掟」に通じるものがあると、印象に残りました。
先の投稿で、「砂漠の掟」と砂漠の民の相互扶助の倫理観を持ち上げておいてなんですが、資源が非常に限られている砂漠では、相互扶助のシステムがあまり相互依存が強すぎると、共倒れして全滅してしまうリスクがあります。
ですから、それは弱い個人に対しては有効であっても集団に対しては適用されなかったり、「部族」という閉じた集団内でのみ有効であったりします。
自分の属する集団の生存のため、他の集団から搾取する(略奪や戦争)という行為も、かつては「砂漠の掟」でした。
厳しいし全条件の中、多すぎず、少なすぎず、という社会的「調整」が「砂漠の掟」なのかも知れません。
愛知万博のモーリタニアの責任者の方から、万博が終わった後、モーリタニアのサハラ砂漠の砂を譲り受けました。
そのままで砂時計に使えそうな、さらさらの砂です。
その砂が指の間からこぼれ落ちて行く感触を楽しんでいたら、こんな砂漠の懐かしい暮らしが目に浮かびました。
2006年8月、家族でマリの砂漠に行く予定です。
一番の目的は2000年に亡くなった義父の墓参り(親類に挨拶)です。
首都のバマコには2002年に行きましたが、北の砂漠に行く時間がありませんでした。
今回は、砂漠のテント、星空の下で寝起きし、家畜のミルクを飲んで、砂漠をたっぷり味わってこようと思います。
そこで、まだ構想だけで決定ではないのですが・・・
遊牧民の本物のテントで寝泊まりし、ラクダに乗ったり、ミルクを搾ってヨーグルトを作ったり・・・と、砂漠の中で1週間くらい過ごしてみたい方、いらっしゃいますか?