最近妻がとてもハイになっている。
よく笑う。よく動く。優しい!
理由ははっきりしている。
日本:家族の最近のブログ記事 3 / 7
サヘルで暮らしていると、遊牧民や農民や鍛冶職人の父親が羨ましい時があった。
子供たちは父親が、家や井戸や家畜や農作物を、作り、育て、直す、そんな姿を毎日見ている。
彼らは文字通り、父親の背中を見ながら大きくなっていく。
父親の仕事の苦労と素晴らしさ、父親の技術に畏怖の念を覚えながら育つ。
今日は娘のピアノの発表会でした。
ピアノを初めて1年あまり、娘にとっては初めて人前でピアノを弾く機会でした。
9月から一生懸命練習していました。
ここひと月は、朝起きると学校に行く前にちょっと練習。
下校するとまず練習。
そして寝る前にもう一度練習していました。
その努力を褒めてあげたいと、発表会が終わったらプレイランドで大好きな「太鼓の達人」のPS2版を買ってあげると約束していました(こういう対価を約束するのがいいのかどうかわかりませんが)。
朝起きると娘が耳が痛いと言います。
数日前にも同じことを言っていたので病院に連れて行きました。
市民病院に着くと、今日は休みで当直の先生は外科医なので耳鼻科に回った方がいいでしょうとの指示を受け、別の病院に行きました。
診てもらうとたいしたことはないとのこと。
ひと安心。
それからスーパーに買い物に行きました。
駐車場に車を止めて、外に出たとたん妻の悲鳴が。
妻は動作がゆっくりしています。
ちなみに私はとても「いらち」(せっかち)です。
サヘルでは、女性はゆっくりなのが美徳なのだそうです。
(しっかり太っているのも美人の条件です!)
女性の早歩き、早飯は、はしたないそうです。
西アフリカで入院すると、入院初日にステーキが出てくることがあります。
まあ国立病院や市立病院じゃなく、私立の小ぎれいなクリニックの場合ですが。
しかし、いくらおいしそうなステーキでも、マラリアの高熱でうなされているときにはとても食べられませんよね。
ふらふらの病人に、どうして脂っこくて腹にもたれそうなステーキを出すのか不思議でしたが、今日その理由がわかりました。
★国際結婚ポータルでインタビューを受けました。
サイトのインタビューの10月のところで読めます。
娘は絵を描くのが大好きです。
「ママが大好きなものを書いてあげるね」
そういって娘が書いたのは、青い地球いっぱいに描かれたアフリカ大陸。
そして西アフリカの中央にオレンジ色に塗りつぶしたマリが描かれていました。
昨日、娘が書いてくれた日本とマリの地図を見ながら考えました。
娘は、妻と私にそれぞれ、マリと日本の絵を描いてくれました。
・それは私たちが生まれた国だからだろうか?
・マリと日本を私たちがそれぞれ属する国と考えているからだろうか?
娘は、自分自身にはどこの国を書くのでしょうか?