アフリカ通信blog:アフリカ情報のDickoさんが、8月9日にマリ入りされ、現地からブログを発信されています。
現地からの生の情報が増えて、とても嬉しいです!
Mali:暮らしの最近のブログ記事 6 / 8
飢餓と呼ぶか呼ばないか、それを議論するのは「専門家」に任せればいいでしょう。
毎年、充分な食べ物がなく、体力のない多くの乳幼児や老人が、栄養不足から来る症状・病気に苦しみ、死に至るケースも少なくない、という事実をしっかりと受け止めたいと思います。
慢性的、恒常的な問題は、報道されにくいことを知り、報道されても、ああまたかと聞き流してしまう、そういうことのないようにしたいと思います。
これは、食料不足に限ったことではありません。
サヘル地域のマラリアの問題、教育の問題など、人々の暮らしの中のいろいろなことについて、できるだけ鈍感にならないようにしたいと思います。
Reuters AlertNet - Mali says rains mean end of food crisis in sight
サバクトビバッタの幼体(正確にはなんというのでしょう?)の被害は?
マリ北部地域の「慢性的」な食料不足については、また忘れられてしまうのでしょうか。
トンブクトゥの近くに住む妻の家族の話では、穀物は売られているけれど、価格が非常に高いとこのと。
援助物資が計画通りに配給されないで、売られていたら困りますね。
また、計画通りに配給されていても、優先順位をつけて配給される人からぎりぎりもれてしまう厳しい生活をしている人が出ることも避けられません。
穀物があっても、数字の上、机上の論理では、食料不足に困っている人ひとりあたり何kg分の食料が配給されたと計算されても、実際にはそれを手に入れられず食べられない人々がいる、という状況をもっと大きく報道して欲しいと思います。
西アフリカの男性と結婚すること、そしてその後現地で暮らすことについて、そうしたい気持ちと大きな不安を持たれている日本人の女性から、メールで質問を受けました。
時期を同じくして、ウェブで同じような不安を抱いていらっしゃる別の方の書き込みを目にしました。
そこで、お返事させていただいたメールをもとに、結婚される前にこんなところを判断材料にされたらどうか、と思うことを書いてみしました。
今後も、同じような不安、悩みを持っていらっしゃる方がいらっしゃった時の参考になればと思います。
しかし、ここに書いたことは、自分の経験だけからの独断と偏見によるものです。
あくまでひとつの参考意見、として読んでくださいね。
先ほど、マリ人と結婚してマリに住む時の判断材料について書きました。
考えた末、マリに住むと決められたとします。
一緒にマリで住み始められてから、予想しないようないろいろな問題がでてくるでしょう。
その時に一番大切なことは、問題をひとりで抱え込み、ひとりで解決しようとしないことだと思います。
決してストレスをひとりきりで溜めていかないで、パートナーに相談し、ふたりで問題を解決するようにしてくださいね。
Tinariwenの渋谷での初来日コンサートで、西アフリカの黒人系の人たちはほとんど見かけませんでした(マリ人のコンサートでありながら黒人系マリ人はひとりもいらっしゃらなかったかも知れません)。
西アフリカの方がたくさん住んでいらっしゃる東京でありながらこのような状況になったのは、その値段だけの理由ではなく、やはりそのメッセージ性によるのでしょう。
息子がマリから、マリの民族衣装を持ってきてくれました。
今回のTinariwenのコンサートでは、これを着ました。
日本で、マリの民族衣装を着る機会はあまりないですから、せっかく持ってきてくれた衣装が役に立って良かったです。
日本人でも女性なら、夏場に「ファッション」で西アフリカの民族衣装を日本で着ることもできるでしょうが、男性は、西アフリカの民族衣装をおみやげで買ってきた人でも、恥ずかしくて人前ではなかなか着られませんよね。
といいつつイベントがあるとターバンを巻いて、これを着ている私はかなり変・・・
今日からパリで、「第4回マリ工芸品祭り」が行われています。
Fête de l'Artisanat du Mali - 4ème édition
展示と販売だけでなく、音楽や文化的な催しも行われているそうです。
パリ近郊の方、ぜひ出掛けてみてください。
場所:La Bourse de Commerce
2, rue de Viarmes, 75001 Paris
Acczs rud du Louvre
Métro : Louvre Rivoli, Les Halles
時間:11:00〜20:00
問い合せ先:La Maison de l'Afrique - Tél. : 01 55 65 35 92 - URL