4月5日に書いたギニアの地図作りの物語、プロジェクトX「地図のない国 執念の測量1500日」を見ました。
1980年代、自分が20代の頃は本当に地図のお世話になりました。
私が使っていたのはフランスが作った地図でしたが、あのサハラ・サヘルの地図の1枚1枚を作る時にもきっと大きな労苦があったのでしょうね。
20年前に使っていた地図を引っ張り出してきて懐かしく眺めました。
4月5日に書いたギニアの地図作りの物語、プロジェクトX「地図のない国 執念の測量1500日」を見ました。
1980年代、自分が20代の頃は本当に地図のお世話になりました。
私が使っていたのはフランスが作った地図でしたが、あのサハラ・サヘルの地図の1枚1枚を作る時にもきっと大きな労苦があったのでしょうね。
20年前に使っていた地図を引っ張り出してきて懐かしく眺めました。
私も短い期間ですがギニアを訪れたことがあります。
娘も1歳の頃、2か月ほどここで過ごしました。
しかし、ギニアに行くまで、ギニアについてはほとんど何も知りませんでした。
プロジェクトX「地図のない国 執念の測量1500日」についてもうひとつ。
物語の中で、地図作りの場所、密林の中の恐ろしい少数民族が描かれていました。
彼らに近づくために作った辞書が映し出され、ナレーションでも、こんにちはは「アニスーマー」と言うのだとありました。
これは明らかにマンディング系の言語です。
そしてマンディング系マリンケは、ギニアで1・2番の人口の民族です。
これはどういうことでしょうか。
そして今回京都で開催された第三回水フォーラムで主張されたトリックは、前回のオランダ以来の「一人当たり水量」というものである。その国の総水供給量を、その国の総人口で割った数字である。これが減っているから人々が水に困るのであり、ダムなどで水量を確保すべきだという論理である。確かに人口が増加しているのだから、確かに一人当たりの水の量は減っていく。「このままでは足りない」という、一見もっともらしい理由に納得させられる。しかしこれもトリックだ。もし一人当たりの水を、総人口が確保したらどうなるか。農業が一切できなくなる。では逆に、現状の農業が先に取ったらどれだけ残るか。農業が衰退している日本ですら、三分の二の水がなくなる。多くの途上国では、水の70%が農業に利用されている。つまり人々が生活に必要とする水はわずかなものに過ぎず、「一人当たり水量」は架空の数字なのだ。
(中略)
水はワンウェイ容器のように、一回使うと使えなくなるものではないのだ。家庭でも風呂の残り湯を洗濯に使うように、水は何度もリサイクルして使うことができる。質の高いものから順に、カスケード(小さな滝の意=段階的に利用すること)利用すれば、水は「一回限り」で終わるものではないのだ。農業で利用された水にしても、蒸発した分を除いて流れに戻ってくる。
(中略)
これを「一人当たり水量」として、誰もが自分のものとして独占することを前提に計算するのなら、どんなに水が豊富でも足りなくなるのだ。実際、この日本は大変水に恵まれた国のように思うが、データによると水質は全世界第五位だが、その量となると106位に落ちるという。しかし生活実感として、それほど水が不足しているとは思えない。ここに「一人当たり水量」というトリックがある。私たちは全世界で106位に数えられるほど水に困ってはいない。水は社会全体で使われ、しかも循環利用されているからだ。
引用元:第7回 「一人当たり水量」というトリック
世界水フォーラムへのこんな批判を見つけた。田中優の「もうひとつの未来」──分散型社会に向けての1コラムだ。
一読して、もっともな批判と思ったが、どうも引っかかった。
世界的に人気の高い果物の1つであるバナナが長年にわたり繁殖しておらず、このままでは将来絶滅する恐れがある、との学説が発表された。
発表したのはフランスのモンペリエに本拠をおく「バナナ・オオバコ改善国際ネットワーク」のトップで、ベルギー出身の植物病理学者エミル・フリゾン氏。
同氏は、バナナは繁殖能力も種子も持たないため、科学的な力を借りなければ今後10年以内に絶滅する可能性がある、と指摘する。
バナナには、現在バナナ農園に蔓延している病気や害虫を克服するための遺伝的な多様性が欠如しており、この状況を救えるのは生物的・遺伝的な操作しか考えられない、という。
この学説を紹介した英科学誌「ニュー・サイエンティスト」は、「フリゾン氏は(科学が)バナナにとって唯一の希望、との見方を示している」と記述。
もし科学的な助力がなければ、バナナの生産は減少し、絶滅への第一歩が刻まれる可能性がある、という。
同誌は、「飢餓に苦しむ人々や貧困にあえぐ人々の命を救うとともに、世界のスーパーマーケットの棚の常連であるバナナが、絶滅する可能性さえある」と付け加えた。
引用元:goo [ニュース] バナナが10年以内に絶滅も、科学的な助力ないなら=学説
この話題は今年1月頃、ウェブ上で大きな話題になっていましたね。
しかし、バナナの品種は何百種もあるはずで絶滅すると言うことは、全種が同じルーツのクローンだったのかとびっくりして、調べてから書こうと思ってそのままになっていました(汗)
しかしその後、エミル・フリゾン博士自身が、やはり「絶滅などと絶対に言っていない」とおっしゃったそうです。
「魚食文化に関連して」:
日本人は、主食と副食という分け方をする。日本人の主食は米で、欧米人はパンであると思っている人が多いが、実際先進国に住んでみて果たして主食といえるものがあるか、疑問である。アメリカで主食(ステーブルフード)は何かという質問をしてみると、皆首を傾け、肉かなという人もあるし、ジャガイモかなという人もある。しかし、パンであるという人は極めて少ない。これが、途上国に行けば行くほど、主食がはっきりしてくる。メキシコに行けば、トウモロコシであるし、アフリカでは場所によってはタロイモ、バナナ、クスクス、米などがこれに相当する。ということは日本で米を主食と考えていたのは、日本の食生活の後進性を示しているのであり、特に最近の若者は米を主食とは考えなくなりつつあるのかも知れない。(三宅真著「世界の食文化考」)
引用元:ここには、釣りやコレクションなどの含蓄のある言葉を乗せてみようと思っています。
国・地域によっては、主食・副食という区別ができないというという指摘はもっともだと思います。
しかし、「先進国」の食事が「先進性」を持っているのか、私は疑問に思います。
西アフリカでは、まだSARSの感染者は出ていません。
しかし3日にふれたセネガルだけでなく、他のサヘル諸国でも厳しい対応が実施されているようです。
追加情報:南アフリカで、アフリカ初の感染報告がありました。患者は、香港に滞在していたそうです。
(2003.4.14改)
L'actualite´ avec l'AFP : Paris-Ouagadougou: Air France met des Airbus 330-200
パリ−ワガドゥグ間に 211人の乗客を移送できる最新式の Airbus 330-200 が就航するそうです。
トンボ玉ってご存じですか?
不透明な色付きガラスのカラフルな丸い玉で、ネックレスにするため糸を通す穴があいています。
トンボの目玉に似ているので日本では「トンボ玉」と呼ばれています。
実際には球形だけでなく、円筒形や珍しいものでは人頭型のものもあります。
B.C.6〜A.D.3世紀の地中海東岸地域,メソポタミア,イラン高原,戦国〜漢時代の中国,イスラム初期に素晴らしいトンボ玉がたくさん作られています。もっとも古いものは3500年前にエジプトで作られたものだそうです。